どうも!
STUDIO NeiJia 久世です。
今年も特別講習会&忘年会が無事終了いたしました。
昨年から一部の方に表演をお願いしていますが、今年はさらに人数を増やさせていただきました。
皆さんレベルが上がっており、とても素晴らしかったですね。
大変うれしくなりました。
さて、今回は人前で表演することの意味について私の考えを記載したいと思います。
一人で套路※を練習するのと、人前で行うのでは状況が全く異なってきます。
外的な状況はもちろんですが、内的な状況が全く異なります。
太極拳はリラックスが必要ですが、大勢の前で行うとこのリラックスが困難になってきます。
「いつも通りにできない」と思われた方が多かったと思いますが、それが人前で表演することの良いところだと思います。
推手練習とある意味で同じ効果がもたらされると考えています。
推手は相手がいても平常心でリラックス。自分を押してくる攻撃者に対し平常心でリラックスで対応します。
普通の状況では緊張しやすい場面ですね。緊張しやすい場面で、いかに緊張しないように平常心でいつもの練習通りの姿勢で対応できるか?
これが推手練習の効果の一側面であると考えています。
人前で表演することもこれと似た効果があると考えます。
緊張しやすい人前で如何に緊張せずにいつも通り套路を表演し切るか?
普段の練習の精神的な面での成果が試される場面だと思います。
リラックスしにくい場面で如何にリラックスするか?
太極拳の練習における一つのテーマであると思います。
これは日常生活、例えば仕事の中でも緊張しやすい場面などに発揮される
太極拳の良い効果の一つではないかと考えます。
来年はさらに多くの人に表演していただきたいと考えています。
よろしくお願いいたします。
※套路(とうろ)…複数の技を順番に行う決められた型。