放鬆とリラックスと緩む

太極拳で非常に重要な要訣に「鬆む」「放鬆」というものがあります。身体の気血・体液の流れに影響を与え、且つ武術として太極拳を使う場合にもとても重要です。またメンタルヘルス面においても重要と考えています。

「鬆む」は「ゆるむ」と読み、日本語で普段使われる「緩む」と同様に考えられたりしますが、これは半分合っていますが半分欠けていると考えています。

「緩む」にはただ脱力して力を使わないイメージが強く、力を抜くことだけに意識を集中してしまいがちになります。それでは身体が重力に負けてしまい、各関節間が潰れてしまいます。
この状態では身体が居着いてしまい、武術としても難しいのではないでしょうか?我々が目指すのはもっと軽く軽霊な動きが実現できる身体です。

姿勢も下方向に潰れて重苦しいものになってしまいます。胸や腹も潰れて息苦しい状態となり、内臓の動きも抑制されます。胸が閉じて、顎が前に出て頭の上丹田とも合わず、メンタルヘルス的にもよろしくない状態です。

「ゆるむ」より「リラックス」が実際に近いでしょうか?

太極拳は健康に非常に有益なものです。

正しい姿勢を身につけて、ぜひ健康な身体を手に入れて下さい。

 


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